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Yasumasa Morimura 森村泰昌

1951年、大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業、同専攻科修了。1985年、グループ展「ラディカルな意志のスマイル」にてゴッホの自画像に扮するセルフポートレート作品《肖像(ゴッホ)》を発表し、高い評価を得る。以降、名画の登場人物やスクリーン女優、歴史上の重要人物に自らが扮した「自画像的作品」をテーマに作品を手掛けてきた。2016年には、森村がこれまで取り組んできた画家の自画像を通して美術史を描く「自画像の美術史」展を国立国際美術館にて開催。美術史を俯瞰しつつ「自画像」を通して照射し直す、森村の集大成であり、かつ挑戦的な展覧会である。

 

主な展覧会として、1989年、ベニスビエンナーレ/アペルト88に参加、以降国内外で多数の展覧会に参加。また、2014 年には第5回横浜トリエンナーレ2014「華氏451 の芸術:世界の中心には忘却の海がある」のアーティスティック・ディレクターを務めた。

 

主な国内での個展に、「美に至る病/女優になった私」(1996年/横浜美術館)、「空想美術館/絵画になった私」(1998年/東京都現代美術館、他巡回)、「私の中のフリーダ」(2001年/原美術館)、「なにものかへのレクイエム/戦場の頂上の芸術」(2010年/東京都写真美術館他、巡回)など多数。

 

主な著書には、「森村泰昌/全女優」(二玄舎)「まねぶ美術史」(赤々舎)「露地庵先生のアンポン譚」(新潮社)「対談 なにもかへのレクイエム/20世紀を思考する」(岩波書店)ほか多数。

 

2006年、京都府文化功労賞、2007年度、芸術選奨文部科学大臣賞、2011年、第52回毎日芸術賞、日本写真協会賞、第24 回 京都美術文化賞を授賞。2011年秋、紫綬褒章を受章。2012年、第47 回大阪市市民表彰の文化功労部門を受賞。

 

大阪を拠点に活動。

PORTFOLIO / PRINTS

  • Yasumasa Morimura

    Los Nuevos Caprichos

    森村泰昌

    Los Nuevos Caprichos

    森村泰昌の《Los Nuevos Caprichos》は、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤ[1746–1828]による《Los Caprichos》を題材に挑んだ連作です。
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