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Herbert Ponting ハーバート・ポンティング

1870年、イギリスで生まれる。ランカシャー州レイランドのウエリントン・カレッジを卒業後、18歳の時から4年間、彼はリバプールの地方銀行に就職した。しかし彼の気性に合わず、アメリカ西部に魅惑されて、1893年カリフォルニアに移住。1895年、カリフォルニアの女性と結婚。1897年に長女が生まれる。1898年の終わりにロンドンに引き揚げ、長男が生まれる。1899年、一家とサンフランシスコへ戻る。
 その後ポンティングは真剣に写真家を志し、1900年にサンフランシスコ湾を写した写真が世界大賞を受ける。同年「カルフォルニアの騾馬」と題する写真がセントルイス博覧会にてコダック社の展示場を飾る。1901年から数年にわたり、写真の依頼を受け世界各地を旅行する。1904~5年の日露戦争当時にはその様子を撮影。その後、アジアを旅してフリーランス写真家として活躍。1906年、離婚。ポンティングは1910年に『この世の楽園 日本』と題する本を発行。1901年頃から何度か来日し、日本中を旅し、日本の芸術や風物、自然に親しむ。初めて日本陸軍に外国人として従軍。日露戦争に参加して軍人を通して日本人の赤裸々な姿に触れる。
 ポンティングの写真技術は自分で修得したものであり特別な教育などは受けていないが、それゆえポンティングが映し出す写真の、人間味が溢れた情景には感動的せずにはいられないであろう。

PORTFOLIO / PRINTS

  • Herbert Ponting

    Captain Scott’s Antarctic Expedition 1910-1913

    ハーバード・ポンティング

    キャプテン スコット アンタクティック エクスペディション 1910-1913

    2009年、アマナサルトのパートナー、ベルギーのサルトウルビークから記念すべきポートフォリオ集『Captain Scott’s Antarctic Expedition 1910-1913』が出版された。
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