ARTISTS

< BACK

Takeshi Shikama 志鎌猛

1948年、東京生まれ。

1968年-1970年、青山学院大学在籍。

 

デザインの世界を経て写真家となる。2002年より、日本各地の深い森に分け入り、目に見えている風景の、その奥にある目に見えない世界を写真に焼きつけたいと、「森の襞-Silent Respiration of Forests」シリーズの制作に取り組む。

 

2007年、写真集「森の襞-Silent Respiration of Forests」(冬青社)を出版。

 

2008年、新たなシリーズ「うつろいーEvanescence」を、「森」「野」「蓮」「庭園」の4部作として展開。すべての制作過程を手作業で行うプラチナ・パラジウムプリントへの取り組みをはじめる。翌2009年、「うつろい-Evanescence」の5部作目として「Landscape」に着手し、2010年よりプラチナ・パラジウムプリントの制作に手漉きの雁皮紙を用いる。

 

2009年、FotoTriennale.dk (デンマーク) に招待作家として参加、Johannes Larsen Museetにて個展。また、FotoFest International Discoveries II(アメリカ,ヒューストン)に、世界9人の作家の1人として招聘される。

 

2010年、アメリカの典型的風景の取材に着手。ヨセミテ国立公園に取材した作品を「森の襞-Silent Respiration of Forests」に加える。

 

2011年、ニューヨーク・セントラルパークを、新シリーズ 「Urban Forest」としてまとめる。また、夏の北海道、及び秋のアメリカ・パシフィックノースウェスト・温帯雨林での一期一会を、「森の襞-Silent Respiration of Forests」新シリーズとして制作。

 

2012年、オランダThe Noorderlicht Photo Festival に招待作家として参加。オランダ各地に取材した「The Netherland」を制作。また、「Urban Forest」シリーズに、パリ・リュクサンブール公園、及び、ニューヨーク・セントラルパークvol.2を加える。北海度とヨセミテ国立公園を再訪。それぞれ「森の襞-Silent Respiration of Forests」シリーズのvol.2を制作。

 

2013年、第1回Jon Schueler Scholarship受賞(ソールモールオステイグ大学、国立ゲール語文化芸術センター)、スコットランド・スカイ島・にて、ビジュアル・アーティスト・イン・レジデンス。清里フォトアートミュジアム「森ヲ思フ:宮崎学、志鎌猛、ウイン・バロックの写真」展(山梨県北杜市)にて、「森の襞-Silent Respiration of Forests」シリーズを発表。イングランド、スコットランド各地、及び、スペイン・ガリシア地方、フランス・フォンテーヌブロー、ノルマンディー地方に取材した新シリーズ ”観照 Contemplation” を制作。

 

2014年、アコルーニャ現代美術館(スペイン)にて、個展 “Los Murmullos Del Bosque(森のざわめき)”開催。スペイン・ガリシア地方、及びスコットランド・スカイ島などでの撮りおろし50点を含むプラチナプリント100点を展示。新作“記憶の庭園 Garden of Memory"  Animals 及びPlantsシリーズを制作。また、スペイン、イタリア、フランス各地に取材した ”美の谷 Valley of Beauty” シリーズの制作に着手する。

PORTFOLIO / PRINTS

  • Takeshi Shikama

    Silent Respiration of Forests

    志鎌猛

    森の襞 - Silent Respiration of Forests

    私は、森のなにげないたたずまいに強く惹かれる。森に呼びかけられているような、手招きされているような、不思議な感覚。森との交歓、とでもいえばいいのか。「森の襞-Silent Respiration of Forests」は、なにかそういうものによって撮り続けている写真だ。
    MORE >