PORTFOLIO / PRINTS

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  • Artist:

    Nobuyoshi Araki

  • Title:

    Sentimental Journey - The Complete Contact Sheets

Specifications:

Thumbnails:

“生きることはセンチメンタルな旅であり、なおかつ彼にとっては写真を撮り続けることがセンチメンタルな旅である。”

 

この言葉は、荒木経惟の最愛の妻であり、1990年に逝去した陽子が遺したものである。生きることと写真を撮ることが分ち難く結びついた荒木の人生を言い表すこれ以上の言葉は見当たらない。

 

アマナサルトでは、1971年に私家版として出版された写真史上、今や伝説ともなった写真集『センチメンタルな旅』に収録されていた108点を含む、コンタクトシート全18枚を発表する。今回、発表にいたったのは、長らく行方がわからなかった第14枚目のネガの発見が契機である。しかしそれ以上に、653もの全カットを「連続」で見せることが、今現在の荒木、しいてはこれまでの荒木の写真家人生を語る上で最も意味があるからだ。現に、荒木自身もこう語る。

 

「『センチメンタルな旅』は終わっちゃいないんですよ。ずっとこんときから今の今まで続いている。今日撮った写真も、昨日撮った写真も、明日撮る写真も、みんなこんときから1つにつながってるんです。写真集の前書きで「私は日常の単々とすぎさってゆく順序になにかを感じています」と書いたじゃない。だから、露出が合ってなかろうがピントが外れていようがカンケーない、こうやって写し込まれた時間、それがそのまんま並んだコンタクトシートを曝しちゃうっつーのが、今の私にとっても『写真家決心』そのものなんですよ」

 

荒木経惟の処女作にして歴史的な傑作、原点にして揺るぎない決意を常に抱きながら、写真を撮り続ける人生=センチメンタルな旅の道中に、今も荒木はいる。

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